対人恐怖症で仕事が辛い場合にはどうしたらいい?

対人恐怖症になると最初のうちは人前で緊張する程度ですが、会話ができなくなったり人混みを歩けなくなったりして最終的には家に引きこもってしまいます。もし対人恐怖症で仕事が辛いと感じた場合、最終的に家に引きこもってしまうような状況だけは避けたいということを考えながら今の仕事と向き合うことがおすすめです。

対人恐怖症の症状と現在の仕事を照らし合わせて何が主だった原因なのかを知ることが大切です。一番大変なのは営業の仕事ですが、営業をしていて辛いと感じるのは初めて訪問する会社に飛び込み営業をする場合です。怒られたら嫌だとか無下にされたらどうしようなどと考えてしまい、実際にそうなった場合には自分の人生を否定されたような感覚になりがちです。こうした感覚になると発想することのほとんどがよりネガティブになっていきます。営業の成績が悪ければそれはそれで上司から怒られるため、最も対人恐怖症になりやすい仕事と言われてもおかしくありません。

こうした営業の仕事が辛い場合は営業以外の仕事を見つけることが一番ですが、営業マンとして働きながら何とか克服したいと思っている人もいるはずです。その場合は客観的に物事を見ていくことがおすすめです。例えば自分の家にセールスマンがやってきたと仮定した場合、多くの人は手が離せないなどと理由をつけて断ります。マンションのことであれば、現時点で何も考えていないし家に上げたら帰すのが大変などと思うために理由をつけて門前払いします。要は同じことだと思えれば、仮に断られたとしても自分を否定したわけではないことがわかります。

恐怖や不安はその原因となるものがよくわからないから過剰に怖がってしまう状況です。対人恐怖症も同じで、この人は自分に対して恐ろしいことをするのではないかと過度に怖がることで発生します。ということは、なぜそこまでに怖がってしまうのかというのがわかれば対策は立てやすいです。仕事が辛いにしても、なぜ辛いのかというのを紙などに書き出していくことで何を恐ろしがっているのかが可視化されます。可視化されれば、自分はこれを怖がっているということを認識できるため対策が立てやすいです。

上司から怒られるのが嫌で対人恐怖症になった人は、なぜ怒られるのが嫌なのかを紙に書き出してみると意外な発見をします。人格を否定された気分になるのが理由であればその発言が自らの人格を否定するものか調べることが大切です。本当に人格を否定する発言があればそれはパワハラであり、裁判で訴えるなどのことが必要だからです。根性がないなど自分の短所を容赦なく言われるのが嫌であれば自分の長所を見つけて、その長所が今の仕事に直結するかを確認していくことで会社を辞めて別の職業を模索することもできます。

化粧品などを売る美容部員などは容姿が劣っていると思ったり、陰口を叩かれていると感じたりして対人恐怖症になりやすいです。こうした場合はなぜそう感じるのかを紙に書き出すとだいたいのことがわかります。容姿が劣っていると痛感したエピソードやトラウマが必ず存在します。それがどのような不利益を与えたのかを振り返って、実は大したことではないと分かれば少なくとも会話ができなくなるようなことは避けられます。陰口に関しても同じで、結局は世間体を気にすることが原因になりやすいです。なぜ世間体を気にするのかなどを突き詰めていくとその対策が見えていきます。

このように、対人恐怖症を発症させるには必ず原因があります。それは生い立ちなども影響しており、その場合はカウンセリングなどを受けて誰かにそのことを話して心の整理をつけていくことも必要です。仕事場が原因で対人恐怖症になった場合はまずその要因を取り除けるかを考え、自分の努力ではどうにもならない場合は今までのキャリアが活用できる職業を探していってうまくキャリアアップにつなげられれば大丈夫です。

もちろん無理をしないことも必要です。相手にとっていいように解釈することは自らを苦しめます。例えば相手は自分のことを思って怒ってくれるんだと解釈しても、実際は本当に人格否定をしていただけということもあります。いいように解釈することも相手は自分のことを思っていると決めつけているからで、他の人に対してそういうことをしていないのに自分だけそうしていると断言できる根拠は何かを突き詰めていけばそれが自分のために言っているわけではないことがわかります。

これらのことをしてようやく今の仕事を辞めて別の道を模索するという選択肢が浮上してきます。自分にはこういう長所と短所があって、短所の部分が克服できなかったようだと分析できれば自分の強みを出せる職業などを中心に見つけていけます。対人恐怖症で仕事が辛いと感じる人はまずはどの部分に恐怖を感じるのかを知り、その恐怖は克服できるものか回避すれば何とかなるものかを確認してからアクションを起こすことが求められます。

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