対人恐怖症で嫌われた場合の対策法は?

「対人恐怖症」とは、要するに「あがり症」のことです。程度の違いによって使い分けることなどもありますが、医学的に明確な区別があるわけではないばかりが、「対人恐怖症は日本独自の症状」とされます。世界的に分布がみられる病気の場合は、和名、英名などがありますが、対人恐怖症に関してはそのままローマ字表記されて認識されます。「WAGYU」「SUSHI」「SASIMI」「SUMO」などと同じような位置づけというわけです。

それゆえ、主な問題は日本人独自の感性と日本独特の文化によるものとなるため、改善方法や対処法も日本人に合わせたものを選択していく必要があります。

対人恐怖症の主な症例としては、「人前に出ると異常なほど緊張してしまう」などです。一般的にいわれている「あがり症」の症状そのものですが、その中でも特に強く症状が発生する場合を区別して呼ぶこともあると書きましたが、明確な区別があるわけではないので、単に「あがり症」としてまとめられてしまうことも少なくありません。

あがり症が原因で人に嫌われてしまう可能性自体はゼロでは無いとは言え、基本的に嫌われることはほとんどありません。なぜなら、特定の状況では問題が発生する可能性がある症状ですが、日常生活においてはほとんどネガティブな影響が発生しない症状でもあるからです。あがり症は「人前で何か行動することが苦手」なだけで、一人の時間で問題が発生することはありませんし、慣れている環境では症状が発生しづらくなります。

考えられる要因として、たとえば「仕事の大きなプロジェクトの成否を掛けたプレゼンを任せられたが、あがり症が原因で失敗してしまった」という状況があります。このような状況になった場合、ともにプロジェクトに携わっていたメンバから嫌われてしまう可能性も考えられます。ただ、同じ会社(部署)内のメンバーであれば状況を把握していることがほとんどなので、ある意味では「想定の範囲内」として嫌われてしまう可能性は高くありません。

むしろ、そういった重要な状況では大役を任せられることの方が少なくなります。しかし、立場上致し方なく大役を担わざるを得ない状況もあり得るので、そういった状況ではしっかりとした対策が求められます。また、「他社のメンバーと共同で行うプロジェクト」などでは、相手が状況を把握できていないことで軋轢が生まれてしまう可能性もあります。

そうそう起こらないとはいえ可能性がゼロでは無い以上、「万が一嫌われてしまった時の対処法」を知っておく意味は大きいです。特にビジネスの場において良好な関係を築くことの意味は非常に大きく、これができないだけで出世街道から外されてしまうこともあるので注意が必要です。

あがり症を克服するために効果的なのは、「慣れること」です。その場の環境になれることはもちろんですが、「自分自身が抱えているトラウマやストレスの原因と向き合って克服する」という意味もあります。むしろ、本質的に重要なことは後者の方で、根本的な問題を解決することができればあがり症を完治させることも可能です。

対人恐怖症もあがり症も、いわゆる「精神的な問題」によって引き起こる症状です。見方を変えると「思い込み」が原因で症状が発生している可能性も高いのですが、その不安を解決できればすぐに治ってしまいます。もちろん、非常に複雑な原因で症状が出ている場合は簡単に完治しない可能性もありますが、いずれにしても根底にあるものを解決することが先決です。

これらの症状が原因で人に嫌われてしまうと言うことは、あがり症が原因でその人が何かしらの損害を受けたということです。具体的に損害の内容が分かっている場合は簡単ですが、もしも内容が分からない場合にはそれをはっきりさせることが必要です。本人に直接問うことが一番簡単ですが、不仲になっている状態では真実を聞き出せる可能性は低く、場合によっては更なる関係悪化の原因にもなり兼ねません。

また、直接的な関係性において謝罪や弁明をするよりも、第三者を介して行った方が効果的に作用することもあります。噂話などが直接聞いた話よりも信ぴょう性が高く感じられる作用と同じで、まずは第三者に協力を依頼してあがり症の存在と弁明(説得)を行うことでスムーズに関係を修復できる期待が持てます。相手の理解を得ることができれば、あがり症の症状を完治させる前に関係修復が可能です。

しかし、そのままの状態では関係修復が難しいのであれば、先にあがり症を完治させることが必要です。あがり症は思い込みによる病気なので、心理療法を含めた対処が効果的です。心療内科などを受診する方法も効果的ですが、「自分自身で思い込みを解決する」という方法でも解決できる可能性があります。症状がひと段落したころ合いを見計らって相手に接触し、改善(に向けた努力)したことを伝えると良いでしょう。

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